岳温泉 陽日の郷(ゆいのさと)あづま館

岳温泉 陽日の郷あづま館福島県内には名湯・秘湯が沢山あれど、日帰り入浴ができる時間帯というのは、宿泊される方がチェックインされるまでの午後15時までが基本です。
そうしたなか、岳温泉の陽日の郷(ゆいのさと、と読む)あづま館は、午後8時まで日帰り入浴可能な施設なので、福島県の名湯・秘湯めぐりの締めくくりには最適な温泉です。
陽日の郷あづま館が日帰り入浴できるという情報は旅行雑誌や各種サイトなどには記載されていませんが、今回、相方が露天風呂の写真に引かれて宿に問合せたところ、日帰り入浴は可能で、しかも午後8時までというお返事を頂いていました。

見た目は完全に観光ホテル

国道459号線から岳温泉街に入って、少し車を進めると左手に旅館というよりも観光ホテルといった方が適切な陽日の郷あづま館が見えてきます。
岳温泉 陽日の郷(ゆいのさと)あづま館エントランス日帰り入浴の場合は、建物入り口まで車を進めてしまうと行きすぎです。建物の手前に砂利敷きの大きな駐車場があるので、日帰り入浴の場合はそちらに駐車してから陽日の郷あづま館へと向かうことになります。
建物はまさに観光ホテル。エントランス前には複数の従業員の方が、来館者をお迎えしてくれています。
一年中入れる室内プールもある、という話を相方から聞いた時、正直、「こりゃ循環湯の温泉なんじゃないか?源泉かけ流し好きの相方だが、この時間帯で入れる日帰り温泉を無理に探したのかな・・・」と思ってしまいましたが、これが見事に期待?を裏切ってくれました。

日帰り入浴料は800円

フロントで日帰り入浴である旨を告げ、入浴料一人800円をお支払いしてお風呂場へと向かいます。陽日の郷あづま館には、それぞれ露天風呂がある男女別の大浴場と家族や夫婦で入れる貸切露天風呂があります。
今回は全国的にも珍しい酸性泉という岳温泉のお湯を楽しむことを目的にしていたので、日帰り入浴客が貸切露天風呂(予約制)を利用できるかどうかまでは確認しませんでしたが、多分、宿泊者向けのみの貸切露天風呂だと思います。

レモン汁以上胃酸以下の岳温泉

岳温泉の温泉成分分析表まずは岳温泉が珍しい酸性泉ということで、大浴場にある温泉分析表を眺めると、表示されている源泉のph(ペーハー)は2.4。
ph7が中性ということを考えると、かなりの酸性であることが分かります。
ちなみにレモン汁のphが2.9で、人間の胃の中の塩酸(胃酸)がph1.8~2.0程度らしいので、岳温泉の源泉は、レモン汁以上胃酸以下といったところでしょうか。

 

内湯の写真は撮れませんでした

大浴場に到着してみると、さすがに大きな宿泊施設の大浴場。石板造りの綺麗で大きな長方形の湯船が出迎えてくれました。しかし、すでに4時を過ぎて いるのでチェックインされた宿泊者の方なんでしょう、そこそこ混雑していて、とても写真を撮らせて欲しいとお声をかけるレベルではなく、湯船の写真は諦め ざるをえませんでした。

相方が見初めた露天風呂

露天風呂へは内湯にあるドアから外へ出ることになります。ドアと開けると木造りの階段が渡り廊下のように露天風呂へと続いています。この階段から露 天風呂へのエントリーが、なんともいい感じの雰囲気を演出している造りで、この露天風呂を相方が見初めたのが良くわかりました。

岳温泉 陽日の郷あづま館の露天風呂

ちょうどタイミングが良かったのか、露天風呂にはほとんど人がいなかったので、脱兎のごとく脱衣場へ戻り、デジカメを手にして露天風呂へ。運よく何枚かの写真を撮ることができました。陽日の里あづま館の露天風呂は1辺が2m前後の正方形、総檜造りの湯船です。

岳温泉のにごり湯ザッとかけ湯をした後に、ゆっくりと乳白色の岳温泉のお湯に身を沈めました。
当初、建物の姿から露天風呂といっても循環湯じゃないか?と疑義が生じていたのですが、露天風呂を一通り観察してみると、源泉が流れ込んでいる木の樋からはこんこんと源泉が注がれ、湯船からはお湯が常に溢れ出ています。

当初の疑義は杞憂でした。
正真正銘の源泉かけ流しの露天風呂です。
建物の外観などの見た目で判断してはイケナイですね。

岳温泉のお湯

岳温泉のにごり湯2岳温泉のお湯はご覧のとおり、乳白色のにごり湯で、温度は想定41度ぐらいのとても入りやすい温度でした。
全国的にも珍しい酸性泉ということで源泉自体は相当強いお湯なんだと思いますが、肌にピリピリするような感じもなく、柔らかに体を包んでくれます。乳白色で適度な湯温のお湯が、まったりと体全体を包み込むような感じです。
湯小屋のような屋根を設けてあるというのも、総檜造りの露天風呂全体を趣のある雰囲気にしてくれています。

ゆったりとお湯に体を沈めていると、これまた何ともいえず極楽気分にひたれます。

微妙に色が異なる内湯

ゆるりと露天風呂の源泉に身をゆだねたあと、内湯のお湯にも入ってみました。同じ源泉を使っていると思うのですが、微妙にお湯の色が緑がかり、露天風呂よりはやや温度が高いようです。
内湯の湯船は一番奥側が一段浅くなっていて、ゴロンと仰向けになってお湯に浸かれるようになっています。こりゃいいやとばかりに、身を横たえて内湯を楽しむことができました。

微妙に源泉の色が違うことを不思議に思っていたのですが、お風呂から出たあと、廊下の壁に「湯元から陽日の郷あづま館まで源泉を持ってくる距離は約 7キロあり、複数の湯元から丸太をくりぬいた木のパイプでお湯を引き、長い距離を木のパイプで引いてくることで、湯がもまれ、お湯の温度も保っている。」 という写真と解説がありました。多分、微妙に色が異なるのは、複数の湯元から木の中を通って湯もみされたお湯というところにあるのではないでしょうか。

福島県内温泉巡りの〆に最適

仰向けに寝湯の姿勢で内湯を十分に楽しんだ後、再び、露天風呂にて岳温泉のお湯を体全体で楽しみました。岳温泉、その素晴らしいお湯に相方も絶賛です。

岳温泉のにごり湯3

岳温泉の陽日の郷あづま館は、午後8時まで日帰り入浴が可能で、お湯そのものも素晴らしく、福島県内温泉巡りの締めくくりとして自信を持ってお奨めできる温泉です。

(平成20年10月)

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