高湯温泉 旅館玉子湯

高湯温泉 旅館玉子湯のエントランス福島屈指の名湯と名高い高湯温泉は玉子湯。
標高が高い場所にある温泉なので東北三高湯のひとつでもあります。

場所はというと、福島西ICから磐梯吾妻スカイラインに入る手前、うねうねとした峠道の途中の左手側に旅館玉子湯はあります。途中の道々でお宿の看板があるので迷うことはなく、福島西ICからは約20分ほどの道のりです。

 

 

旅館玉子湯へのエントリー

高湯温泉 旅館玉子湯の駐車場から峠道から入ってすぐ、旅館の入り口付近に10台ほどの駐車場がありますが、そこをスルーして旅館の玄関を通り過ぎた奥にも車20台ほどが駐車できる大きな駐車場があります。
表玄関前の駐車場は宿泊客のものと考え、日帰り入浴の場合は謙虚に奥の駐車場へと車を進めましょう。
(こちらは奥の駐車場から旅館背後の山並みを撮影したもの。左側に見える建物が旅館玉子湯です。)

玉子湯は「玉子のような匂いがする硫黄泉だから玉子湯」ではなく「ゆで玉子のようなつるつるお肌になるので玉子湯」というのが名前の由来です。
車から出るとすぐに硫黄泉特有の匂いが漂ってきます。我々温泉好きには極上の硫黄の香り。

まずはスリッパに履き替え、入浴料は値上がり後の700円

わくわくしながら、正面玄関を入ると玄関左手の下駄箱コーナーに導かれ、ここで靴からスリッパへ履き替える。スリッパに履き替えてからフロントにて 日帰り入浴をある旨を告げて入浴料を支払います。入浴料は一人700円。今年4月から500円の日帰り入浴料が、700円へ値上がりしているので要注意で す。
一瞬、あれっ?と思いましたが、帰る時に下駄箱コーナーに値上げをした旨の張り紙がしてあったのを確認。お湯の汲み上げるポンプの燃料費の高 騰に伴って・・・といったようなことが書いてありましたが、詳細な文言の記憶は定かではありません。ただ、こんなところにも原油高の影響が出ているのか、 と思ったことだけは明確に覚えています。

玉子湯はエレベーターで1階へ

旅館のフロントは、建物的には4階となっているのでエレベーターにて玉子湯の温泉小屋がある1階へと降りていきます。一階には外に出るための裏玄関のようなところがあり、そこで外履き用のサンダルへ履き替え、玉子湯の温泉小屋へ行くことになります。

高湯温泉 旅館玉子湯の露天風呂エリア玄関には番頭さんのような方が居て戸の開け閉めまでしてくれました。とりあえず外の温泉小屋がどのようになっているのか、軽く番頭さんにお声かけをすると、 正面に見える温泉小屋以外に左手には女性専用のお風呂が、さらに一番奥には男女別の露天風呂があると教えてくれました。
裏玄関を出るとすぐ正面に玉子湯の温泉小屋がお目見えします。たたずまいは茅葺の屋根や木造りの壁、屋根と外壁の間には骨組みの木材だけで外気が入るようになっています。

高湯温泉 旅館玉子湯の風情ある露天風呂小屋ちょっと面白い構造ですが、この屋根と外壁との空間が、ちょっとした開放感を演出してくれていて、なんとも風情ある温泉小屋です。
温泉小屋の入り口はひとつですが、入って右手に男湯の入り口が、左手に女湯の入り口があります。
温泉小屋そのものがあまり大きな小屋ではありませんので、中のお風呂もそれほど大きくないことが想像でき、実際に湯船も大人5人が入れるとちょっと狭いだろうなぁ~と思える広さです。

玉子湯源泉

玉子湯の温泉小屋右手には、「玉子湯」と記された大きな岩と屋根が築かれた源泉がある。
しめ縄が掛かっているところを見ると、神聖な源泉として宿が大事に祭っているのでしょう。

高湯温泉 旅館玉子湯露天風呂郡の源泉小屋

温泉小屋、玉子湯の湯

玉子湯の温泉小屋の中に入るとフローリングのワンルームに湯船が埋まり、壁面一つが脱衣棚になっているといった感じでしょうか。比較的最近に床板を 張り替えたような綺麗な板敷きになっています。(気さくな先客のおじさんに一声かけると、「いいよいいよ、気にしないで撮ってよぉ~」と・・・)

高湯温泉 旅館玉子湯の露天風呂 高湯温泉 旅館玉子湯の露天風呂2

 

 

 

 

 

 

 

 

お湯は硫黄の香り漂う硫黄泉、温度は42~43度ぐらいでしょうか。源泉の注ぎ口に手をやってみると、注がれているお湯の温度や気持ち高いぐらい。とても入りやすい温度です。
お湯そのものは、ご覧のとおり、白濁したお湯なのですが、湯船に入って手でお湯をすくってみると細かい湯の花で白濁しているように見えるのが分かります。お湯を口に含んでみると硫黄泉独特の酸っぱい渋柿を食べたような味。草津温泉のお湯と同じ味だ。
福島屈指の名湯と言われるだけあって、肌全体で感じるお湯は極上のお湯。ややこじんまりとした玉子湯の湯船だが、入りやすい湯温と相まって気分は一気に極楽気分に浸れること間違いなし。

露天岩風呂、天渓の湯と天翔の湯

温泉小屋、玉子湯を正面に見て左手奥には女性専用露天風呂の「瀬音」の温泉小屋があり、さらにその奥には男湯と女湯が日毎に入れ替わる露天風呂の「天渓の湯」と「天翔の湯」があります。我々が行った日は、小屋右手にある天渓の湯が女湯で、天翔の湯が男湯となっていました。
後で相方に天翔の湯の写真を見てもらうと、天翔の湯が大きな湯船が一つなのに対して天渓の湯は湯船が二つということでしたが、岩と湯船の配置など基本的構成は大きく変わりはないようです。

高湯温泉 旅館玉子湯のエメラルドグリーンの露天風呂1ご覧下さい、この素晴らしい色合いのお湯を!

こちらが当日、男湯となっていた天翔の湯のお湯です。お湯に入る前に、そのお湯の美しさに見とれてしまいます。しかもこのお湯の色、見る角度や日差しの当たり具合で、エメラルドグリーンのように見えたり、瑠璃色のようにも見えたりします。

磐梯吾妻スカイラインの途中に五色沼がありますが、そんなところに行く必要はありません。ここ、旅館玉子湯の天翔の湯は、きっと五色沼と同じ原理で日の当たり具合でその色合いが変化するものだと思います。

高湯温泉 旅館玉子湯のエメラルドグリーンの湯2今度は上の写真の左奥から撮った天翔の湯の画像です。どうです?この素晴らしいお湯の色合いが分かって頂けますでしょうか。

湯船は広々として、お湯は玉子湯と同じく細かい湯の花で白濁したように見える、上品でありながらも濃厚な濃い硫黄のお湯と表現すればいいでしょうか。
湯船の温度は玉子湯よりもちょっと高めといったところですが、入りやすい温度であることは間違いなく、ゆるりと濃いお湯を楽しめます。

天翔の湯、全体像

こちらは湯船奥から見た湯船全景。ゆったりと大きな湯船の大きさが分かって頂けますでしょうか。

高湯温泉 旅館玉子湯の露天風呂「天翔の湯」

広々とした湯船には、脱衣小屋手前の大きな岩から滝のように注がれている源泉、岩の壁面から大岩づたいに注がれる源泉、木製の大きな樋から注がれる源泉と源泉の注ぎ口が3つあります。

高湯温泉 旅館玉子湯のエメラルドグリーンの湯 高湯温泉 旅館玉子湯のエメラルドグリーンの湯2 高湯温泉 旅館玉子湯のエメラルドグリーンの湯3

 

 

 

 

 

湯船真ん中の岩づたいの源泉と木の樋からの源泉(2番目と3番目の写真)は、湯船の温度と大差ない温度でしたが、滝のように注がれている源泉はかなり熱く、直接手で受けていられるのは3秒ほどの熱いお湯でした。 間違いなく、源泉の温度は46度以上あったと思います。

きめ細やかな湯の花

高湯温泉 旅館玉子湯の湯の華1玉子湯もしかりですが、天翔の湯に含まれる豊富な湯の花の様子は湯船真ん中にお湯が岩づたい注がれている岩の表面を見て頂ければご理解頂けると思います。

また、この岩の表面もよくよく見てみるととても面白い。ちょうど、源泉が流れている岩の表面が樋のように窪み、源泉が注がれる部分が自然と削り込まれたようになっています。
まさか、まったく表面に変化のなかった岩肌を源泉が削ってできたとは思えませんが、人工的に削った岩肌の部分を多少なりとも注がれる源泉が侵食していくことで、自然な風合いになったものだと思います。

そして、この岩の表面と指で拭って見てみると・・・・

高湯温泉 旅館玉子湯の湯の華2

こんなに湯の花が拭って取れるのです。
この湯の花の豊富な量ときめ細やかさといったら・・・
これを見ただけで、ここのお湯の素晴らしさをご理解い頂けるでしょう。

天翔の湯、湯船からの展望や湯船全景

天翔の湯から望む川沿いの風景も素晴らしく、広々とした湯船と素晴らしいお湯。
旅館玉子湯の露天岩風呂、天翔の湯は福島に名を馳せる名湯であることは間違いないでしょう。
福島に行かれるなら、まず真っ先に訪れるべき温泉だと思います。

天翔の湯 湯船からの展望

天翔の湯 湯船からの展望2 天翔の湯 湯船からの展望3 天翔の湯 湯船からの展望4

 

 

 

 

 

玉子湯には足湯も!

玉子湯の露天岩風呂「天渓の湯」と「天翔の湯」のさらに奥には、待ち合わせに便利な足湯もあります。外の温泉は女性専用の「瀬音」も含めて三つあり ますので、それぞれ好きなお湯に入っていたとしてもこんな足湯があれば、どちらかがゆっくりお湯に入っていても持つのが苦になりません。

高湯温泉 旅館玉子湯の足湯

この玉子湯の足湯は当然ながら玉子の湯が使われています。足湯に使っているお湯の噴出口を見てみると、玉子湯の豊富な湯量が良く分かります。

高湯温泉 旅館玉子湯の足湯源泉お湯の噴出口から足湯まではちょっと長めの木のパイプの中をお湯が通っていきます。
こうすることで、お湯の温度が適度に下がり、熱過ぎずぬる過ぎない足湯を実現しているのでしょう。

実際に今回は珍しく相方がずいぶんゆっくりと「天渓の湯」を楽しんでいたので、私は足湯に浸かり外の風景をぼんやりと眺めながら待っていたのですが、ほど良い温度で快適な待ち時間を過ごすことができました。

 

【ちょっとひと言】

はい、「天渓の湯」に入っておりました本人です。
ここでちょっとだけ追加説明。

当日女湯となっていた「天渓の湯」は、上記の「天 翔の湯」より少し小さめの湯船が2つ並んで配置してある作りで、手前の湯船には1ヶ所、置くの湯船には2ヶ所お湯が注ぎ込んでおりました。奥は温度が高め だったので、私は手前のぬるめの湯船に半身浴状態での~んびりつかっていました。

湯船からの眺めも非常によく、女湯にありがちな高い囲いもないため、緑か ら黄色・赤に染まりつつある木々の眺めをたっぷりと楽しめるよいお湯です。
ただ1点気になるのは、反対側を振り向くと宿の窓が・・・見る限りではカーテン 締切りで人の気配はなかったものの、あちらからは完璧に見えると思うのですよね。・・・と相方さんに話したら「ありゃ今は使ってないだろ」とのこと。そう ですよねー、じゃなければちょっとサービス良すぎですから(笑)

高湯温泉 旅館玉子湯足湯の湯 高湯温泉 旅館玉子湯の足湯

 

 

 

 

 

 

 

 

木造りで出来た足湯小屋は座る場所も綺麗で手荷物を置いておけるスノコも綺麗なので、裾をまくってゆっくりと快適に足湯に浸かることができます。露天風呂で汗ばんだ体をぬるめの足湯に浸かりながらゆっくりと冷ましていくなんていうのは、これまた極楽気分ですよ。

(平成20年10月)

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